「 奴奈川姫 」 四曲一隻
むかしむかしの神代の時代、高志(越)の国には奴奈川姫(ぬながわひめ)という賢くて美しい姫が住んでいた。
「 阿麻夜麻邇…(あおやまに) 」 二曲一双
姫の噂を聞いた大国主命が出雲からはるばる奴奈川姫に求婚しにやってくる。ヌエの鳴き声が響く夜明けのことだった。
駒ヶ岳伝説 (右隻) 根知の神 六曲一双
それに反対した地元神と、駒ヶ岳(糸魚川市根知)から飛び比べをしたという伝説が言い伝えられている。
駒ヶ岳伝説 (左隻)八矛の神(オオクニヌシノミコト) 六曲一双 根知では毎年3月9日は神様が山から下りてくる日とされ、駒ヶ岳へは一日入山禁止。山に向かって牡丹餅をお供えするという風習が残っている。
さて、無事に姫と結婚した大国主命。二人の間には建御名方命(タケミナカタノミコト)という元気な男の子が生まれた。
奴奈川姫と建御名方命
所蔵:糸魚川市長室
四曲一隻稚児ヶ池の炎 梅原猛先生のコメント 奴奈川姫の悲しみが伝わってくるようだ・・・.大国主命と不仲になってしまった奴奈川姫は、古志の国に逃げ、稚児ヶ池(新潟県糸魚川市)の葦原に身を隠した。大国主命ら追手が姫をいぶし出そうと葦原に火を放ったが、姫は出て来ず、追手らは泣く泣くそこに姫の墓を建て出雲へと帰って行った。奴奈川姫の壮絶なクライマックスだ。
「龍乗奴奈川比賣」 四曲一隻
稚児ヶ池で命を落とした奴奈川姫が昇天していく様を描いた。稚児ヶ池には現在も葦が少し生えているという。「諏訪へ (国譲り神話より)」
二ニギの勢力に最後まで反抗した建御名方命は、諏訪へと逃げ、諏訪を統一して立派な諏訪神となった。現在でも、建御名方命を祀る諏訪大社では、七年に一度御柱祭が盛大に行われている。









